先天性内反足及び内反足が右足に多い理由 2

H・Tさん 30代 千葉県在住

先日、右足のみ先天性内反足の方の施術矯正を行いました。

左足に対して右足ふくらはぎが目立って細く足の幅が狭くサイズも全体的に少し小さい、右足先はより内側を向き、後ろ側から見ると、右の踵が内側に移動〔内反〕し、右尖足で踵を床につけしゃがむことができません。

左足が長く、骨盤の高低差が大きく、股関節転位は左足が長く左股関節が外旋・外転、右股関節が内旋・内転しています。ベッドに仰向けになった時も左足が長く、脚長差が確認されました。

リフレクソロジー時には右足裏がとても冷たく、それは内旋・内転した短い方の右足に重心をかけて立っている為で、右の股動脈が圧迫され、右半身を中心に血行が悪くなっているのです。

また、左足が長い人は陰性ですので、身体の右半身・体の中心部という陰に偏りやすい部位が冷えて内臓諸器官の機能が低下しています。生理痛、便秘、最近では胃に痛みが出るようになり、頭痛にも悩まされています。ここ数ヶ月は歩き辛さも増して大変疲れやすいということです。

初回矯正は長い方の左股関節を内旋・内転して、先天性内反足の短い方の右股関節を外旋・外転し脚長差を縮めました。確認したところ、骨盤の高低差は順調に縮まりました。全体的に体が楽になり歩きやすくなられたということでした。

矯正が非常にしやすい、というわけではありませんが、股関節転位は普通に矯正されました。遠方の方で通われるのは難しそうですが、学ばれた自己整体法をしっかりと行って脚長差を縮めて行けば、股関節転位に伴う内反、尖足、左右の足の太さの違いなど、徐々に改善されていくはずです。

今回は軽度の先天性内反足ですが、左右足の太さの違いや両足の大きさ、といったところをのぞけば、普通の単純系〔長い方の脚の外旋・外転、内旋・内転〕の方となんら変わりないですね。内旋・内転した足は尖足・ハイアーチ気味になり、外旋・外転した足は偏平足気味になることが多く、転位が過度になると、足指の変形や形態異常などが起きてきますが、脚長を揃えていくことで自然に矯正されていくのです。

内股傾向のある股関節の人がやると明らかなのですが、椅子に内股の状態で座り、内側に重心をかけると、股関節がぐっと中に入って圧迫を感じます。これを維持していると、その内自然と、足の内側を浮かせたり〔→内反〕、踵が上に上がったり〔→尖足〕、足の甲が緊張して山形に〔→ハイアーチ〕反ったりしてきます。

この状態が長く続けば、足関節が固くなり、アキレス腱の緊張、凹足や足の骨の配列異常が起きてきて、内反、内転、尖足が常態化します。内反足に伴うこれらの形態異常は、その根本原因である股関節の転位がこれ以上進行しないように、体がバランスをとるために起きている病体なのです。

先天性内反足及び内反足が右足に多い理由 1

先天性内反足及び内反足が右足に多い理由 3