バレーボールと股関節|脚長差1センチ強→0

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はじめに

バレーボールに限らず、あらゆるスポーツやトレーニングと名の付くものは、股関節の角度に気をつけて取り組まないと、生来の脚長差(左右足の長さの差)を増長させ、体のゆがみを助長して健康を阻害する事が多いのです。間違った方向性だと、やればやるほど悪くなって行き、その後の人生に大きな悪影響を及ぼします。

この脚長差は、股関節転位(角度異常)によってもたらされますが、これが、バレーボールの練習で具体的にどのように増長していくのでしょうか?

産後5カ月で様々な不調を抱えハンズオブライトにいらっしゃり、股関節矯正で眩いばかりの健康体へと回復を遂げたN・M様のケースを例にとらせて頂き、詳しく、ご説明したいと思います。

成人式、肩のラインが左右で全然違う

東久留米市 N・M様 30代

N・Mさんは、中学高校とバレーボールの練習に明け暮れる日々を送られていましたが、脱落する人がどんどん出てくる過酷なトレーニングを6年間もやり通した結果、体の歪みが酷くなってしまいました。

成人式では、着付けの人に、『肩のラインが左右で全然違ってる! ここまで違う人は、見たことないですよ。』と、言われてしまったそうです。

バレーボールのレフトポジションは、左足長を増長させる

バレーボールでは、N・Mさんは、レフトポジションを受け持っていました。コートの左側を守って、右足に重心をかけ、体を右に捻って右側に来るボールを追う、そして、アタッカーでもあったので、右足でジャンプを踏み切って体を右に大きくねじって右手でボールを打ち込む・・・こういったことを、ずっと繰り返されていたわけです。

右足に重心をかけて、体を右側に捻る・・・

これは、股関節転位して右足が長くなった人が、脚長差をそろえる為に、内旋といって内ねじれに短くするための矯正動作です。左足が長い人がやると、脚長差が増してしまうため、体がゆがんでバランスが悪くなって行きます。

なので、レフトポジションは、右足が長い人がなると体が整います。左重心のライトポジションは左足が長い人がなると良いのです。元々左足が長い傾向にあったと思われるN・Mさんは、ライトポジションへまわるべきでした。

長い方の足というのは、はじめは重心をかけづらいのですが、このようにポジションをとり、無心にポールを追いかけているだけで、脚長差が改善されてくるので重心をかけやすくなってきますし、体の調子もよくなって行くでしょう。

左足の長い人は左アタッカーになれば体が整う

アタックもやはり、長い方の足で踏み切るようにすると、脚長差の矯正になります。右足の長い人は、右足で踏み切って右側に体を捻って右手でボールを打つ、左足の長い人であれば、左足で踏み切って左側に体を捻って左手でボールを打つと、もっとも理想的な矯正動作になります。

ジョギングは、最初の一歩ですべてが変わる

私たちは、脚長差があれば必ず、短い方の足に重心をかけ動作しています。これが脚長差を助長するのですが、例えば、家から駅まで歩くとき、どちらの足から踏み出すか、これが大事です。矯正動作で踏み出せば立ち止まるまで矯正動作を行っている事になりますが、ただ、何も知らずに漫然と踏み出していたのでは、逆の効果となります。

N・Mさんが励んでいたジョギングも、脚長差を助長する走り方をされていたはずで、5~10キロという長距離を毎日ということですから、体には相当に破壊的に作用したと思われます。

運動やスポーツというのも、正しい方向性に沿っていてはじめて真の鍛錬となり、心身ともに強靭さを増していくのです。

N・Mさんも、こういったことに十分に配慮されてバレーボールを行っていれば、体は整って健康になっていかれたことでしょう。 けれど残念ですが、現実は、逆だったのです。

左足が長く、脚長差1センチ強

以下は、ハンズオブライトにはじめていらした時、N・Mさんが抱えていた症状です。

 〔左足が長く、脚長差一センチ強〕

   ① 左足のしびれ、

      肩から肩甲骨にかけての筋肉が硬く凝ってギチギチになり痛くて目が覚めたりする。

   ② 頭痛

   ③ 生理痛が酷く、ピルを19才から8~9年飲んでいる、生理の時動悸

      便秘、2~4日に一度 便痛がある時痛み

       胃痛、頻尿

これらの症状はすべて、股関節転位により左足が一センチ以上も長くなったことに伴う力学的な歪みからもたらされたものです。

①は左足が長いことによる力学的症状

②は左足が長いことによる神経の障害

③は左足が長い場合の体質(泌尿器系、生殖器系、消化器系の機能低下)

そしてこれらは、脚長差を縮めて行く過程で改善されて行き、矯正5回ですべての症状が消失し、『もう、何処も悪いところはないですね?』と確認すると『ないです。』と仰られたのですが、矯正を続け、矯正7回、左右脚の長さは揃いました。

短期間で、本当に素晴らしく体が整いました。

今では毎日、1~2回の排便があるということで、矯正前に比べ、体重が3キロも減って痩せられたそうです。お顔の輪郭がはっきりとされ透明感に満ちて、体の動きが軽快になり、いらした当初は顔色もお暗かったのですが、生来の快活さをすっかり取り戻されていました。

足裏の反射帯(ポイント)に反映された体の状態

〔リフレクソロジー反射ポイント〕

矯正前

足は、常に重心をかけて立つ短い方の右足が冷たく、右半身の循環が悪くなっていて、反射ポイントへの反応も左右どちらも全体的にありますが、特に、右足裏の↓の箇所に強い圧痛(機能が悪くなると感じる痛み)が出ていました。これは、左足が長い場合の典型的な例です。

右足裏(副腎、腎臓~膀胱尿道、子宮、腹腔神経叢、背骨、腰椎、仙骨、尾骨、胃、肝臓)

矯正後

股関節の矯正を5回受けられて、再度調べてみると、左足裏には反応がなく、右足裏も膀胱、子宮といったところに反応が残るのみとなりました。しかし、現在、生理痛や頻尿などの症状はなくなっているので、あまり気にする必要はありません。このパターンも、左足が長い人の通例通りです。

右足裏(膀胱、子宮)

終わりに

このように、肉体的な鍛錬によって悔しくも心身の健康を阻害してしまう、という現実は、多くのスポーツマンが心密かに抱えているジレンマではないでしょうか。

n・mさんもそうでしたが、外ねじれの開ききった左股関節を内側にぐ〜っと矯正して左右のバランスを整えた一回目の矯正後、体が立ちどころに生来の『勘(バランス)を取り戻したんです。』と仰っていたのが印象的でした。

どのスポーツ、競技を選ぶのか、どういったトレーニングを積むのか・・・この選択が、偶然にせよご自身に合っていたなら、その結果は、明るいものとなるのが自然なのです。

ですので、運が良いというのは大切な事なのですが、しかし、偶然にもたらされたものは、ただラッキーだったというだけで、人生の別の局面においても作用するような効力を持ちません。

この人生航路においては、本当の指針となるものが必要です。右へ行くのか、左へ行くのか、それは初めはちょっとした些細な方向性の違いですが、もたらす結果は天と地程も差があります。

股関節矯正は、身体に関する真の奥義ともなるもので、それを身に着け味方につけるなら、体を何処までも整えていくことが可能ですし、人生において、より大きな意義のある実を結ぶことができる事でしょう。