脊柱側彎症と心身の抑圧|原因も結果も脚長差

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はじめに

脊柱側彎症でいらした小学生の女の子の改善例になります。最初、お母さまに連れられていらっしゃったのですが、その後は一人で通ってらっしゃるようになりました。完全に良い状態になるまでに、断続的に二年以上通われたと思いますが、側彎症は完治、息の苦しさもなくなり、心理的な面での抑圧がとれ、成長期の大切な時期にしっかりと自立的に成長されていくのを見ることのできた、忘れがたい例です。

脊柱側彎症に見られる典型的な股関節のタイプ

N・Kさん 小学生

N・Kさんは小学生の女の子で、脊柱が側彎していて、姿勢の歪みが尋常ではない事に気が付かれたお母様に連れられていらっしゃいました。

最初にいらした時は、背骨の歪み方が酷く、左股関節が外旋、外転、右股関節が内旋、内転していて、左足が長くなっていました。
これは、骨自体の長さではなく、左大腿骨の骨頭が外にずれて臼蓋という骨盤のくぼみから外に出た分だけ、仮性延長といって脚が長くなり、左骨盤が右骨盤の位置と比べて高く、右上半身の筋肉が隆起し、脊柱は左に向かう極端なカーブを描いている、という脊柱側彎症の人に典型的な症状を呈しています。

あまり知られていませんが、この股関節のタイプは、側彎の原因である“脚長差(左右脚の長さの差)”が増大しやすく、脊柱側彎症という重大な身体の歪みを生むのは、例外を除けば、ほとんど、この股関節のタイプなのです。

脊柱側彎症に付随する息の苦しさと心身の抑圧

身長に対して骨盤の高低差と、脊柱のカーブの度合いが甚だしく、疲れやすく、見ていて不安になる程の抑圧的なものが漂っていました。
内旋・内転して短縮した開きづらい右股関節を開くと、股関節自体の痛みというのではないのですが、何ともいえない不快感のようなものが沸き起こってくるらしく、懊悩するというか、のたうつ感じで、それが矯正の間中続きます。

左足が長い人に典型的なリフレクソロジーへの反応

リフレクソロジーでは、左右の足が全体的に過敏な状態でしたが、特に右側の胃、腸、副腎から腎臓、膀胱にいたる排泄泌尿器経路、腰椎、尾骨、そして、特に子宮の反射ポイントの反応が強く出ていて、左足が長い人に典型的な内臓の弱さを訴えていて、
右肩の関節が内旋していて開き辛く、幼稚園児の頃から体に冷えを感じていたという事で、息苦さの自覚症状があるということです。

側彎症と共に改善されていく息苦しさと抑圧

矯正を初めて7ヶ月

10日に一度の割合で矯正を続け、毎日、屈伸運動とスクワットを行っています。

右股関節は大分抵抗なく開けるようになりました。脊柱側彎症といった状態からは脱されて久しく、普通の人に見られるようなわずかな脊柱の傾斜はありますが、矯正後はほぼ真っ直ぐな状態になります
とはいえ、右上半身の筋肉の隆起、子宮の反射ポイントに対する強い反応(子宮・膀胱にのみ反応が残る)、右股関節を開く時の不快感など、まだ根深いものが残ります。

また、息苦しさに改善が見られ、声が出しやすくなっているようで、いらした当初は陰に傾いた雰囲気がありましたが、子供らしい自由闊達さを感じる事も多くなりました

身長が伸びる最中、ぐんぐん改善されて行った脊柱側彎症

〔その後〕全体的にかなりよい状態になって矯正を数ヶ月お休みしたら、学校の健康診断でまたまた側彎症を指摘されてしまい矯正を再開しました。やはり戻りやすいんだなあと思いましたが、しかし今回は、以前よりもずっと早く、体が矯正されて行ったのです。

一般に、成長期は身長が伸びるのに比例して、側彎症もまた進行すると言われますが、この子の場合は、身長がどんどん伸びて言ってる最中、脊柱側彎症も矯正されていき、右上半身の筋肉の隆起もなくなって左右均等になり、ある日、気がついたら驚くほど姿勢良く、スタイルの良い子が立っていたんですね。

はじめにいらした頃は、何処か茫洋と漂よっているような印象でしたが、今ではそんな雰囲気もなく、非常に明朗でしっかりとされ、心身ともに健やかに成長されています。

終わりに

このように、脊柱側彎症の方には付随することの多い息の苦しさなどの呼吸器系や鬱的な症状の原因は左足が長い事に由来するものでした。心が過度のストレスを抱えていればその抑圧の状態が体に現れ、体が歪んで歪みの原因である脚長差が増し、脚長差が増せばうつ症状や心身の抑圧も又、いっそう酷くなる。

脚長差は原因であると同時に、また結果でもあるのですが、股関節矯正により、脚長差を無くすことで、心身一如に全ての症状が快癒へと導かれて行ったのです。

脊柱側彎症と脚長差